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三 国 志

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人物名鑑 8

ここではアイコン三国志の登場人物を紹介しています。



袁譚の軍師。長期的展望を持たないようで、仇敵の曹操の援軍を得るよう進言し、袁尚を破ったものの曹操にさんざん利用された末に裏切られた。

筆者曰く――

イマイチ軍師。頭が切れるようでいて、目先の利益に飛びついて痛い目を見る軽薄さを持つ。
主人の袁譚とは非常に良いコンビである。
郭図
(かくと)



黒山賊の頭目。黒山賊の頭目たちは身体的特徴にならった異名を名乗っており、
彼は声が雷のように大きいことから「雷公」を名乗った。

筆者曰く――

黒山賊シリーズは名前だけが伝わっているため、創作で好き勝手に使える。
今作では烏巣の戦いに乱入し、さらに烏丸族と夢の対決をしてもらった。
張雷公は驚異的な大声で敵の三半規管を揺さぶり、動きを止めるのが得意技である。
張雷公
(ちょうらいこう)



黒山賊の頭目。非常に長いヒゲをたくわえていたことから「髭丈八」を名乗った。

筆者曰く――

ヒゲに無数の武器をくくりつけ、自在に振り回して戦う。
左髭丈八は特殊な訓練を受けており、彼以外が真似をすると大怪我するので注意。

左髭丈八
(さしじょうはち)



魏の重臣。はじめは孫策に仕えたが、使者として都に赴くと曹操に魅了されそのまま仕えるようになった。
清廉な人柄で、文武両面で魏の中枢となった大人物だが、演義など創作では小悪党に描かれている。

筆者曰く――

外見こそ演義に準じた小悪党だが、人物や動向は正史に基いて描いている。
魏では韓浩に並び再評価すべきキャラなので、意識的に出番を増やしていこうと思う。
華歆
(かきん)



呉郡の太守。孫策に反逆の兆しありと上奏し、激怒した孫策に殺された。
謎に包まれた孫策の死の中でも、許貢の息子や食客が復讐として孫策を暗殺したとする説が有力である。

筆者曰く――

暗黒教祖と手を組み私腹を肥やす小悪党。時代劇の悪代官を念頭に置いた。
こんな小物に絡んで殺されるなんて、つくづく孫策は孫家の男らしい死に様である。
許貢
(きょこう)



江東で多くの信者を集めた仙人。
しかし人心を惑わせたことから孫策に処刑された。死後、孫策の枕元に立ち呪いをかけたという。

筆者曰く――

本作では徳の高さは微塵も見当たらないただの妖怪仙人。
どうでもいいがセリフは全てドラえもんから抜粋している。
于吉
(うきつ)



許貢の食客。弓の名手で、孫策を毒矢で襲い、死のきっかけを作った。蒼天航路のオリジナルキャラ。

筆者曰く――

はやてのように現れて、孫策殺して殺される。
やはりチョイ役に殺されてこそ孫家の男である。
呉沌
(ごとん)



呉の将。演義などでは脇役にすぎないが、呉でも中心的な人物で、孫策が没すると、その育ての母である呉国太(ごこくたい)に、自分と張昭がいるから安心なされと言った。
事実、黄祖との戦いでは敵艦に乗り込み、陸地とつないだ綱を切って連携を断ち勝利のきっかけとなった。
だが曹操軍との戦いのさなか、水軍を率いていたところ突風に襲われ、退却を促されたが、命令もないのに撤退したら士気に関わると拒絶し、船が沈没して溺死した。

筆者曰く――

正史にのっとり重臣として扱った。呉の臣は演義での扱いがきわめて軽いので、本作ではなるべく正史に近づけていきたいと考えている。
彼も勇猛かつ剛直な性格に描き、アイコンも「艦長」として依頼したもので、少しは実情に近づけたのではないか。
董襲
(とうしゅう)



呉の皇帝。兄の急死によりわずか19歳で跡を継いだ。
曹操軍が南下すると重臣の多くは降伏を主張したが、抗戦を決意し赤壁で曹操軍を大破した。
その後は年を重ねるごとに老練さを加え、曹操にあっさり降伏してその間に英気を養ったり、劉備と外交戦を展開の末に荊州をかすめ取ったりと臨機応変に立ち回った。
晩年には判断力の低下から多くの失政もあったが、総じて呉を一大国家へと築き上げた英傑であった。

筆者曰く――

呉には濃いキャラが多いが、その中でもやはり孫権の破天荒さは群を抜いている。
血気盛んな若い頃、老練に立ち回る全盛期、国を傾ける老害と、その生涯は三国志中でも最も感情豊かで人間的魅力にあふれた一人である。
本作では孫堅、孫策と同じく孫家の血(反骨精神、適当、野性、とでも表すべきか)を色濃く受け継ぎつつも、三代目としてそれなりの慎重さと思慮深さを兼ね備えた人物像に設定した。
もっともその(それなりの)慎重さは、父と兄の早死にで自身も苦労を重ね、張昭が常に目を光らせていたために発揮されたもので、孫権の本来の気質は、細かいことを考えずにとりあえず動いちまえ、という本能の赴くままに生きた父兄と同じものであろう。
いいかげんで適当に見えて、物事の本質を鋭く見抜き、常に新地平を目指す開拓者。そんな孫権の一面をほんのわずかでも切り取っていきたい。
孫権
(そんけん)



呉の将。勇猛であり鈴をトレードマークにしていたことから「鈴の甘寧」と恐れられた。
はじめは黄祖に仕えたが、水賊上がりのため冷遇され、孫権のもとに走った。
並外れた武勇でたちまち頭角を現し、孫権は「曹操には張遼がいるが俺には甘寧がいる」と絶賛した。
また益州出身であり、益州の地の利を心得ていたことから、正史では天下三分の計を唱えてもいる。

筆者曰く――

作者のイケメン先生が「丘サーファーみたいになった」と言ったことから、そのまま丘サーファー風のキャラに設定した。
筆者の偏見に満ちた想像で描いた、極端にデフォルメした丘サーファーなので、本物のサーファー諸兄は怒らないで欲しい。
挨拶の「チョリース」を筆頭にどう考えても3世紀の人間ではないが、そんなことを言い出したら本作は成立しないので気にしてはいけない。
武器はもちろん刃を取り付けたサーフボードで、常に小脇に抱えており、水戦では船を使わずボードで波に乗り(長江に波が立つのか気にしてはいけない)跳躍してボードで相手の首をはねることも。ニルヴァーシュ! ニルヴァーシュ!
甘寧
(かんねい)



呉の名臣。富豪の家に生まれたが破天荒な少年時代を送り「狂児」と呼ばれた。
周瑜と意気投合し孫権に仕えると、卓越した戦略的視点から、益州をおさえ曹操と鼎立する天下二分の計を唱えた。呉は以降、魯粛のビジョンに基づき動くこととなる。
益州攻略の任を負える唯一の人物だった周瑜が没すると、劉備に益州を獲らせる天下三分の計に計画をシフトしつつも、劉備と外交戦を展開した。
演義をはじめ創作では単なるお人好しの二代目にしか描かれないが、調べれば調べるほど面白い、型破りの人物である。

筆者曰く――

かまいたち絵師と、三国志の映画を作るとして、配役を検討した際に、「富豪で破天荒」という特徴から筆者はDAIGOを推し、それを本作では採用した。
書いてみて気づいたがDAIGOの口調は意外と難しい。なにより「ッス」が趙雲とかぶっているのが痛かった。
かの蒼天航路でさえ魯粛という人物の面白さは十分の一も描けなかった。本作がそれ以上の魯粛を描けるとは言わないが、少しでも面白さに迫れるよう、せめて出番だけは多くしていく。
魯粛
(ろしゅく)



凌統の父。孫家に代々仕え多くの武功を立てたが、甘寧に討ち取られた。
後に甘寧が呉に降ると、凌統の間には長くしこりが残った。

筆者曰く――

ミスター死亡フラグ。わずかな登場シーンの間に何本のフラグを立てたか数えてみよう。
これは血筋によるものなので、ミスターぶりは凌統にも受け継がれる予定。
凌操
(りょうそう)



呉の騎兵。一兵卒ながら黄祖を討ち取ったことで名前が残っている。
通常、名のある将を兵士が討っても(というか大半の将を討ったのは兵士のはずである)、所属する軍の指揮官の名しか記されないが、呉にとって重要な仇敵だった黄祖を討ったため、特筆されたと思われる。

筆者曰く――

黄祖を討った兵士、としか記されないため、その場面でしか登場しないし、再登場の予定もない。
車冑以来の一コマ限りのキャラである。
馮則
(ふうそく)



諸葛亮の兄で呉の重臣。
政治・軍事・外交とあらゆる能力に長け、孫権からは絶大な信頼を受けた。
重臣としての貢献のみならず、放っておくと何をしでかすかわからない孫権を穏和に教えさとせる彼がいなければ、呉の発展はありえなかったろう。

筆者曰く――

やらせればなんでもできるが、際立った長所も見当たらない器用貧乏なお兄ちゃん。
さすがの諸葛亮も「愚兄」と表現しながらも、一定の評価は下している。はず。
月英いわく「天然の毒舌」で、温厚そうに見えてとてつもない毒を吐くことも。伊達にあの弟の兄ではない。
しかし弟と違うのは、諸葛瑾はあくまで悪気がなく、毒だと意識をせずに吐いている。
それにしてもこの兄弟、プライベートではいったいどんな会話をするのか、そもそも会話が成立するのか疑問である。
諸葛瑾
(しょかつきん)



袁熙の家臣。曹操にいち早く降伏し列侯に封じられた。その後は登場しない。
演義では新野の戦いで劉備軍に敗れ戦死した。

筆者曰く――

新野の戦いを描くため、演義に準じた働きをしてもらった。
本作では双子という設定で、二人でワンセットであり、同時にしゃべる。というか張宝・張梁の焼き直しである。
呂曠
(りょこう)
呂翔
(りょしょう)



魏の初代皇帝。父・曹操の血を色濃く受け継ぎ、性情も才能もまさに曹操二世といった趣だった。
多くの革新的な政策を実行したが、風邪をこじらせて40歳の若さで没したのが唯一の計算違いであり、曹丕の政策は後に続く皇帝たちの首を絞め、やがて滅亡へと導いてしまった。
また三国志でも一、二を争う性格の悪い人物であり数々の「ドS」かつ「最悪」な逸話を残している。

筆者曰く――

三国志には董卓や孫皓のような「魔王」に分類すべき桁外れの悪人がいるが、曹丕は彼らのように現実離れしていない、地に足の着いた現実的な極悪人である。
その最悪エピソードの数々は各自で調べてもらうとして、本作では特に曹操の後継者としての姿を意識的に描いた。
しかし口調こそ父親そっくりなものの、曹操にかいま見られる楽天的な一面は彼には全くない。
曹丕の世界には彼だけが君臨しており、偉大なる父でさえ越えるべき踏み台に過ぎず、他にかえりみるべき存在はいないのだ。
本作にもう一人いる「俺様」野郎との直接対決がないのはつくづく残念である。
曹丕
(そうひ)



魏の臣。曹丕の腰巾着として横暴に振る舞ったため誰もが彼を嫌った。
残された逸話は「無能」か「傲慢」を語るものばかりで、死後には醜侯という最低の諡をされた。

筆者曰く――

正史での曹丕は好き嫌いのはっきりした人物で、様々な人物との付き合いが描かれるが、呉質のような無能な人物でも親友として厚遇していることが多い。
父の曹操とそっくりな気質を持つ曹丕だが、人を見るにただ才だけを見た父とは、このあたりは好対照である。
本作での呉質は典型的な腰巾着キャラで、何かにつけ曹丕にしばかれており、とても親友には見えない。
本作屈指のドSである曹丕の、携帯用サンドバッグみたいなものなのだろう。
呉質
(ごしつ)



曹丕の妻。絶世の美女で才覚にもあふれ、はじめは袁紹の子に嫁いだが、曹丕に略奪された。
しかし次第に寵愛が薄れると、小さな恨み言をつぶやいたのが運の尽き、曹丕によって死を賜った。

筆者曰く――

「わらわ」という典型的な一人称と有名コピペで手軽に作ってしまった。
せっかくだから死ぬ間際にも有名コピペをしゃべらせたいと思う。
甄姫
(しんき)



袁紹の次男。穏和な性格で兄と弟の後継者争いには加わらず中立を保っていたが、敗れた弟の袁尚が頼ってくると快く受け入れた。
しかし疫病神が転がり込んできたことで部下が次々と離反したため、やむなく長城を越えて烏丸族のもとへ逃げた。
ところがそこにも曹操は追撃をかけ、公孫康のもとに転がり込んだが、騙し討ちされてあえなく斬られた。

筆者曰く――


温厚そうに見えて実は陰険。頼りになりそうで立てた策を一話でことごとく破られる。彼もやはり袁紹の子である。
必勝だったはずの策がしくじるとあっさり精神崩壊してしまう打たれ弱さもまた、おぼっちゃまらしい。
袁煕
(えんき)



魏の臣。長年、馬騰、韓遂ら関中十部との交渉を担当し、袁紹との戦いでは馬超による援軍を引き出すなどその手腕は高かった。
馬超が反乱を起こすと、今度は経験を活かして曹操に情報提供し、勝利に導いた。

筆者曰く――

脳筋ぞろいの関中十部と堂々と渡り合うタフな交渉人。
はじめはビッグ・オーのロジャーのようなキャラにしようかと思ったが、アイコンに合わないので取りやめた。というか腕っ節強くないし、暴力に訴えそうにないし。
張既
(ちょうき)



遼東の雄。はじめは袁紹に味方したが、時勢を見極めて曹操に寝返った。
曹操に臣従しつつも独立を保ち、学者の中では三国時代は遼東を加え四国時代だとする者もいる。

筆者曰く――

袁紹と曹操の狭間で老獪に立ち回ったずる賢さと、袁熙兄弟に対する冷徹な処断を組み合わせた結果、北のドSになった。
本作のドS四天王の一人である。
公孫康
(こうそんこう)



公孫康の父。遼東に公孫氏の勢力を築く地盤を作り上げた。

筆者曰く――

公孫康のドSっぷりも、遼東の利益を第一に考える冷徹さも、全て父の公孫度から学んだことである。
だが年を取り丸くなった公孫度はそのことを忘れ、息子の所業に呆れつつも感心している。
老齢のせいかややボケ気味であるが、意気はまだまだ若い頃のまま盛んである。
公孫度
(こうそんど)



魏の臣。政治・軍事両面で活躍した。
郡を治めていた時、郭援によって捕らえられたが、賈逵を慕う住民がこぞって助命を嘆願したため難を逃れた。
曹休が周魴の策にはまった時には、いち早く策謀に気づき救出するなど、要所要所に顔を出しては地味に活躍する。

筆者曰く――

地味。アイコンからして村人Aと区別がつかない。
その周囲に容易に溶け込む地味さを活かして諜報活動などを行なっているに違いない。
ちなみに息子の賈充は父とは真逆の派手な生涯を送っているが、それが父を反面教師としたものか、実は賈逵が内面に押し隠していた本性のなせる業なのかは定かではない。
賈逵
(かき)



魏の臣。大雑把な性格ながら要点は外さず、行政手腕に長けた。
馬超が反乱を起こすと西方の郡は一斉にそれにならったが、彼の治める郡だけは反乱せず、しかも遠征軍の兵糧の全てをその一郡だけでまかなったため、曹操に激賞された。
その働きから都に上ったが、曹丕の軍船を試し乗りしている時に突風にあおられて溺死した。

筆者曰く――

地味ながら重要人物。しかしキャラ付けが薄く、特徴を付けられなかった。
いちおう韓浩の後釜として兵站を担当させる方針。
杜畿
(とき)



袁熙の臣で鍾繇の甥。曹操軍の援軍として参戦した馬超と戦い、手傷を負わせたものの討ち取られた。

筆者曰く――

「呂布に匹敵」はもちろん誇大広告。袁熙のような小物が「クックックッ。あいつは呂布よりも強い……」とか言うのはよくありがちである。
郭援
(かくえん)



袁熙の家臣。曹操にいち早く降伏し列侯に封じられた。その後は登場しない。
演義では長坂の戦いで四人がかりで趙雲に敗れ、赤壁の戦いであっけなく戦死した。

筆者曰く――

彼の動向は正史に準じたため、長坂の戦いに顔は出すものの、赤壁の戦いでは死なない。
袁氏の重臣の中でいち早く曹操に降伏し、他の袁氏の将に「降伏すればこんなに厚遇されるぞ」と示すため列侯に封じられただけの人物なので、扱いは意識的に軽くしてみた。

焦触
(しょうしょく)



沮授の子。父と同じく袁氏に殉じ、曹操軍と戦い敗死した。

筆者曰く――


マタンゴJr.。後からアイコンが追加されたのだが、ちょうど許攸の殺し方に悩んでいたので、彼が許攸を殺すオリジナル展開に抜擢した。
その後に許褚と戦うのは、演義で許攸を殺したのが許褚なので、見殺しにしたという形にしたためである。

沮鵠
(そこく)



烏丸族の王。曹操軍を苦しめたが敗死した。創作では超人に描かれたり、部族を救うため犠牲になったりと優遇されがちである。

筆者曰く――

絵師によるとブルーザー・ブロディがモデル。チェーンやニードロップで黒山賊の猛者を蹴散らしているなんて胸が熱くなる。
驚異的な肉体的スペックの高さで相手を圧倒し、状態異常を無効化するボスキャラ的扱いなので、張雷公の大声も効かない。
郭嘉が自らを犠牲にして隙を作らなければ、倒すことはできなかったろう。
蹋頓
(とうとん)



若いころ異民族に捕らわれたが、驚異的なカリスマ性で意気投合し、多くの異民族と太いパイプを持つに至った。
劉虞が公孫瓚に殺されると、劉虞の家臣は復讐のため閻柔を頼り、閻柔はたちまち数万の大軍を集め袁紹とともに公孫瓚を破った。
だが官渡の戦いに際し時勢を見極めて曹操に降り、烏丸族との戦いでは案内役を務めたため、曹操や曹丕からは家族同然の厚遇をされた。

筆者曰く――

三国志のジョン万次郎。もともとは漢民族だったが、異民族の中で長年暮らすうちに母国語を忘れてしまい、カタコトで話す。
曹操父子をも魅了したその並外れたカリスマ性は、もし国内に残っていたらどんな形で発揮されただろうか。
本作では単なるブランカのようなキャラになっているが、興味は尽きない。
閻柔
(えんじゅう)