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三 国 志

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〇六三   落鳳坡に死す





楊儀軍

卓庸
(たくよう)


元・益州の将



「もうすぐ冷苞の陣が見えてくる」

卓庸
(たくよう)


「くっくっくっ……。黄忠よ、思い知るがいい。
貴様が惰眠をむさぼっている間に、我がギヱンが貴様の獲物である冷苞を屠るのだ」
楊儀
(ようぎ)


「抜け駆けのみならず、攻撃相手の横取りとは……。
命令違反で処罰されても知らんぞ」

卓庸
(たくよう)


「降将ふぜいが偉そうなことを言うな。だいたい他人事ではないぞ。道案内したお前も同罪だ。
だが案ずるな。手柄を立てればその程度の命令違反など見逃される」
楊儀
(ようぎ)


「俺もそう願ってるよ。
――まずい、敵影だ! 気づかれたぞ!」

卓庸
(たくよう)


「ぐふふ。遅かったでゲスな。早起きして待ってたゲスよ」
冷苞
(れいほう)


「チッ! 私の妙計を看破するとは見事だ!
だがギヱンを止めることはできん!」
楊儀
(ようぎ)


「オォォォォォォォォォォン!!!」
ギヱン
ぎゑん


「な、なんゲスかこの化け物は!?」
冷苞
(れいほう)


「やれ! 一人残らず血祭りに上げろ!」
楊儀
(ようぎ)


「こ、こんな化け物にはかなわないでゲスよ!
に、逃げろーーっ!!」
冷苞
(れいほう)


「はっはっはっはっはっ! 他愛もない! 私の力を思い知ったか!」
楊儀
(ようぎ)


「なーんちゃって」
冷苞
(れいほう)


「へ?」
楊儀
(ようぎ)


「その化け物のことはこっちも把握してるでゲス。
鄧賢! 出番でゲスよ!」
冷苞
(れいほう)


「待ちかねたわよ! 楊儀さんと言ったかしら?
あなたたちはすでに包囲されてるわよん」
鄧賢
(とうけん)


「ば、馬鹿な……。
ギヱン戻れ! 私を守るんだ!」
楊儀
(ようぎ)


「その化け物は火で囲うのよ! 獣は火を恐れるわ!」
鄧賢
(とうけん)


「ぐぅぅぅぅぅぅぅ……」
ギヱン
ぎゑん


「おいアンタ、包囲されて殺されるか、それとも逃げ帰って命令違反で処刑されるか。どっちがいい?」

卓庸
(たくよう)


「じ、冗談ではない! 私という才能が失われたらどれだけの損失だと思っているのだ!
貴様の命に代えても私だけは守らんか!」
楊儀
(ようぎ)


「……とんでもない奴だな。
まあ、寝返ったばかりで功を焦った俺も悪かった。地獄まで付き合うよ」

卓庸
(たくよう)


「ぐふふ。さあ、覚悟を決めるでゲスよ!」
冷苞
(れいほう)


「お主がな」
黄忠
(こうちゅう)


「げげっ!? い、いつの間に俺の背後に!?
ぎゃああっ! し、尻に! 尻に矢が! 矢が!!」
冷苞
(れいほう)


「こ、黄忠!? な、なぜここに?」
楊儀
(ようぎ)


「フン。お主が何か良からぬことをやらかしそうだったから、陣を見張らせていたのだ。
案の定、抜け駆けして包囲されるとは間抜けな奴め」
黄忠
(こうちゅう)


「感謝するぞ黄忠殿!」

卓庸
(たくよう)


「ベ、別にお主らが心配だったわけではないからな!」
黄忠
(こうちゅう)


「ジジイが加わったからってなんなのよ! そいつも殺しなさい!」
鄧賢
(とうけん)


「かっかっかっ。儂をただのジジイと思うてか! 喰らえッ!!」
黄忠
(こうちゅう)


「いやーーっ!! あ、あちきのほっぺたに! 女の命の顔に矢があああ!!」
鄧賢
(とうけん)


「ほれ、今だ! 引っ捕らえろ!」
黄忠
(こうちゅう)


「と、鄧賢が捕らえられたでゲス!
もう無理でゲス。逃げるでゲス!」
冷苞
(れいほう)


「逃がすなギヱン!!」
楊儀
(ようぎ)


「フシャアァァァァッ!!」
ギヱン
ぎゑん


「ひえええええええっ!!」
冷苞
(れいほう)


「待て、殺すな。システム停止!
……よしよし。敵将は捕獲したほうが高得点だからな」
楊儀
(ようぎ)


「敵兵は散り散りになって雒城(らくじょう)へ逃げていった。
戦果は十分だろう。新手が来ないうちに引き上げよう」

卓庸
(たくよう)



涪城(ふうじょう)




「――という経緯で私は敵将・冷苞を捕らえるという大戦果を上げたのである!」
楊儀
(ようぎ)


「なんの! 儂は無様に包囲された楊儀を助けたついでに、鄧賢を捕らえる超戦果を上げたぞ!」
黄忠
(こうちゅう)


「……ま、黄の字はお見事でやしたが、楊儀さんはちょっと褒められやせんね」
龐統
(ほうとう)


「ざっとかぞえて5つは命令違反を犯しとるからな」
簡雍
(かんよう)


「な……んだと?」
楊儀
(ようぎ)


「楊儀殿を処罰するなら、俺も連座させてくれ。
違反と知っていて道案内をしたのだから当然だろう」

卓庸
(たくよう)


「まあ、敵将を捕らえてくれたわけじゃから、罪と功のとんとんでええんじゃないか?」
劉備
(りゅうび)


「し、処罰はされないのですか? それでは他の者に示しが……」
孫乾
(そんけん)


「でも戦は始まったばかりじゃというに、楊儀さんや卓庸さんが抜けたら困るじゃろ。
そうじゃな、二人は黄さんにお詫びせい」
劉備
(りゅうび)


「む……。こ、黄忠将軍。
危ういところを救われたことは認める。今回のところは感謝いたそう」
楊儀
(ようぎ)


「将軍の一矢がなければ討たれていた。この御恩は忘れませぬ」

卓庸
(たくよう)


「フン。味方だから救けただけで、お主らを救けようとしたわけではないからな!」
黄忠
(こうちゅう)


「ほれほれ、楊儀さんはもう一個詫びることあるじゃろ」
劉備
(りゅうび)


「も、もう一個?
……わ、私は戦には不慣れな科学者ゆえ、命令を失念したうえ道に迷い、敵に包囲されてしまった。
だがこれも全ては敵の不意をつき、我が軍に勝利をもたらすためである。
その思いは将軍も同じであろう。どうか寛大に見ていただきたい」
楊儀
(ようぎ)


「フン、儂の思いのほうが強いんだからな!」
黄忠
(こうちゅう)


「乾さん、これで良いかのう?」
劉備
(りゅうび)


「私には否も応もありません。お見事なお裁きです」
孫乾
(そんけん)


「わしらは敵中におる。仲良うせんと孤立してしまうぞ。
まあ、焦らずのんびり行こうじゃないか」
劉備
(りゅうび)


「それで殿、捕虜の二人はどうするぜよ」
法正
(ほうせい)


「おお、忘れるところじゃったぞ。
そうじゃな、解放してあげるんじゃ」
劉備
(りゅうび)


「せっかく捕らえたのに逃がすのですか!?」
楊儀
(ようぎ)


「わしらは益州を侵略しに来たわけではないぞ。
曹さんに対抗するため、益州の力を譲ってもらいたいんじゃ。じゃから無益な殺生はしとうない。
どうじゃ二人とも、雒城に戻って他のみんなを説得してくれんかのう?」
劉備
(りゅうび)


「そ、それは賛成でゲス! 城に帰って劉備様の御心を伝えて説き伏せてくるでゲスよ!」
冷苞
(れいほう)


「あ、あのー。できれば……あちきはこのまま降伏したいかな、なんて。
帰ったら張任のヤツにどやされて、最悪、殺されちゃうかもしんないし……」
鄧賢
(とうけん)


「おお、それは大歓迎じゃぞ。
法正さんや孟達さんら、降伏してわしらに力を貸してくれる人はたくさんおるからな」
劉備
(りゅうび)


(だ、だったら俺も帰らず降ったほうが……。
い、いや。まだ劉備が勝つとは決まったわけじゃないでゲス。
見たところ、こいつらの陣には大きな弱点があるでゲスし……)
冷苞
(れいほう)


「冷苞、アンタはマジで帰るの? 殺されても知らないわよ」
鄧賢
(とうけん)


「お、俺は帰るでゲス。帰ってみんなを説得してくるでゲス。それじゃあ、さらばでゲス!」
冷苞
(れいほう)


「……あの男、きっと戻って来ませんよ」
孫乾
(そんけん)


「へ? なんで? 説得してきてくれるって言っとったぞ?」
劉備
(りゅうび)


「………………」
法正
(ほうせい)



雒城




「冷苞! どのツラ下げて帰ってきたああああ!?」
張任
(ちょうじん)


「ま、待つでゲス。剣を下ろして俺の話を聞いて欲しいでゲス。
かくかくしかじかで鄧賢の馬鹿は裏切ったけど、俺は牢屋の番人を斬り殺して逃げてきたゲス。
それに劉備軍を破るための手土産もあるでゲスよ!」
冷苞
(れいほう)


「手土産だと? 抜け目ないお前のことタイ。ただ逃げ帰ってきたわけではあるまい。
何か考えがあるんだろうな」

(りゅうかい)


「もちのろんでゲス! 観察したところ劉備軍は低地に陣取ってるでゲス。
大雨を待ち、河を決壊させれば奴らはたちまち水の底でゲス!」
冷苞
(れいほう)


「……なるほど、それはいい策だな。
成都に援軍を要請したが、それを待つまでもない。我らだけで一気に決着をつけるぞおおおお!!」
張任
(ちょうじん)



涪城




涪城の地下に、今は使われてない牢屋があるんですね。暗くて狭い牢屋ですよ。古い牢屋なんだ。
あたしの友人が『孟ちゃん、そこから声が聞こえるよ』って言うんだ。
『よせや~い。冗談だろ』って返したけど、彼の顔が真剣なんだ。
だったら見に行ってやるよってわけで、さっき。ついさっきだ。見に行ったんだ。
そしたら聞こえるんだ! 本当に!
だ~れもいない牢屋の奥から『劉備を……。劉備を呼べ……』って!
あたしと友人は顔を見合わせてね。『孟ちゃん、こんなことってあるんだね』って――」
孟達
(もうたつ)


「あわわわわわわわわわわ」
劉備
(りゅうび)


「……つまり、誰かが牢屋にいて、劉の字を呼んでるってわけですかね」
龐統
(ほうとう)


「わ、わしは行かんぞ! 断じて行かんからな!」
劉備
(りゅうび)


「だったらやつがれが見てきやすよ。孟の字、案内してくだせえ」
龐統
(ほうとう)



涪城 地下牢

彭羕
(ほうよう)

元・益州の臣



「やっと来たか!
……んん? お前は劉備ではないな」
??
(??)


「おや、本当に人がいやすね。やつがれは龐統って者ですよ。
劉の字に用があるとか。ま、その前に名乗っていただけると助かりやすがね」
龐統
(ほうとう)


「俺は彭羕という者だ。わけあって獄につながれたが、そのまま忘れ去られたようだ。
泥水をすすり、ネズミや虫を食ってこれまで生きてきたんだ」
彭羕
(ほうよう)


「そいつぁお気の毒に。
それでそんなご面相になられたんですかい?」
龐統
(ほうとう)


「この顔は生まれつきだ!!」
彭羕
(ほうよう)


「失礼しやした。やつがれも褒められた面相じゃありやせんのでご勘弁を。
……で、用事ってのはなんですかい?」
龐統
(ほうとう)


「お前ら、死ぬぞ」
彭羕
(ほうよう)


「……その顔で、いや牢屋の中で骨と皮だけになってるお人に言われると説得力がありまさぁ。
何か意見があるんなら、伺いましょうや」
龐統
(ほうとう)



益州軍




「ぐふふふふ。この大雨を待ってたでゲスよ。
この堤防で水を貯めて、劉備の陣を一気に……」
冷苞
(れいほう)


「おい! いま変な音がしなかったか?」

(りゅうかい)


「さあ? 工事の音じゃないでゲスか」
冷苞
(れいほう)


「いや……これは馬の蹄の音タイ! 敵襲タイ!」

(りゅうかい)


「敵襲!?」
冷苞
(れいほう)


「かっかっかっ。水攻めだと?
そんな下らぬ策を見抜けぬ儂らと思うてか!」
黄忠
(こうちゅう)


「敵は包囲の中だ。奴らを殲滅しろ、ギヱン」
楊儀
(ようぎ)


「オォォォォォォォォォン!!」
ギヱン
ぎゑん


「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃい!!」
冷苞
(れいほう)


「これではどうしようもない。雒城まで退くタイ!」

(りゅうかい)


「ま、待ってくれゲス! 俺を置いてかないでくれゲス!!」
冷苞
(れいほう)


「冷苞がそっちに逃げたぞ!」
黄忠
(こうちゅう)


「ウァァァァァァァァァオ!!」
ギヱン
ぎゑん


「うんぎゃあああああああ!!」
冷苞
(れいほう)



劉備軍




「それにしても助かったぞ彭羕さん!
わしらの陣が危ないと教えてくれなかったら一大事じゃったわ」
劉備
(りゅうび)


「まったくだ。法正や孟達がついてるのに気づかないとはだらしねえ」
彭羕
(ほうよう)


「文官のおまんに言われなくても気づいてたぜよ。
水攻めしてくるのを逆に利用しようと思ってたのに、先に言われただけじゃき」
法正
(ほうせい)


「文官!?」
孫乾
(そんけん)


「その顔で文官とはな……」
簡雍
(かんよう)


「顔は生まれつきだ!」
彭羕
(ほうよう)


「ま、まあそれはともかく、みんな良くやってくれたのう。
特にギヱンさんは冷苞さんを討ち取ったそうじゃな。褒美をやらんといかんな。
えーと。ギヱンさんの名前はどういう字を書くんじゃったっけ?」
劉備
(りゅうび)


「字など無い。人造人間に字など必要ないからな」
楊儀
(ようぎ)


「字がない? でもそれは不便じゃろ。
こうして褒美の目録を書くのも困るし、ギヱンさんの旗も作れんじゃないか。
――ほんじゃあ、わしが字を付けてやろう。
そうじゃな。魏延、なんていうのは強そうじゃないか?」
劉備
(りゅうび)


「……魏は先年、曹操が封じられた国名じゃき。縁起が悪いぜよ」
法正
(ほうせい)


「ほうなんか? でも魏延ってかっこよくないかのう。
鬼とか入ってるしギヱンさんにぴったりじゃろ」
劉備
(りゅうび)


「………………」
ギヱン
ぎゑん


「ほれほれ、魏延さんの顔も心なしかうれしそうじゃ!」
劉備
(りゅうび)


「人造人間に表情など無い」
楊儀
(ようぎ)


「わはは。細かいことは言いっこなしじゃ。
どれ、今夜は大勝利を祝って久々に宴会でもするかのう!」
劉備
(りゅうび)


「劉の字ちょいと待った。
みなで酒を飲むのはかまいやせんが、大々的に騒ぐのはやめてくだせぇ。
やつがれらは他人の国を奪おうとしてる立場でさぁ。
侵略者が馬鹿騒ぎしてるのを民や劉璋の家臣が見たら、良くは思いやせんよ」
龐統
(ほうとう)


「ほうほう……。そういうもんなのか。
ほんじゃあ大宴会は益州を無事に奪い取ってからにしよう!
劉璋さんや益州のみんなと一緒に騒ぐなら構わんじゃろ?」
劉備
(りゅうび)


「へい。その時にはやつがれも何日でもお付き合いさせていただきまさぁ」
龐統
(ほうとう)


「龐さんは物知りじゃから、今みたいにわしに至らんことがあったら、どしどし言っとくれ。
ああ、みんなで盛大に飲む日が楽しみじゃのう……」
劉備
(りゅうび)



夜 劉備軍




「……劉の字は、やつがれが思ってたよりも大きいお人でさぁ。
あれは良い君主になる。劉璋よりも、孫権や曹操よりも」
龐統
(ほうとう)


「……そうかのう?」
法正
(ほうせい)


「ははは。法の字はまだ驚いてるでしょうな。
あんなにいいかげんで、馬鹿で愚かで無能なお人はそうはいない。
でも大きい人でさぁ。法の字もすぐに良さがわかりやすよ」
龐統
(ほうとう)


「せっかく寝返ったんじゃき。そうでないと困るぜよ」
法正
(ほうせい)


「……やつがれは若い頃から根無し草を気取って、各地を放浪してやした。
でもこうして一つ所に留まるのも悪くないと、今は思ってやす。
劉の字みたいな大きな樹に寄りかかって、一緒にのんびり空を眺めるのもいいもんだと。
――さて、ちょいと出かけやすんで、留守を頼みやすよ」
龐統
(ほうとう)


「こんな夜更けにどこに行くんじゃ?」
法正
(ほうせい)


「先の水攻めもそうでやすが、話に聞いてるだけじゃ益州の複雑な地理に対応できやせん。
自分の目と耳で、あちこち偵察してきやすよ」
龐統
(ほうとう)


「しかし一人で行ったら危険じゃき」
法正
(ほうせい)


「卓庸さんに案内してもらう約束でさぁ」
龐統
(ほうとう)


「……おまんの心配をするだけ無駄だったぜよ」
法正
(ほうせい)


「それじゃあしばらくよろしく頼みまさぁ」
龐統
(ほうとう)



数日後 劉備軍




「雒城に成都から援軍が到着したじゃと!?
そいつは一大事じゃ! はよう龐さんを呼んどくれ!」
劉備
(りゅうび)


「軍師殿はまだ視察から戻っていません」
孫乾
(そんけん)


「そ、そうじゃったな。ほんなら法正さんを……いや、みんなを集めとくれ。
みんなで相談せんといかん!」
劉備
(りゅうび)


「そうあわてることはないぞ、劉ちゃん。
龐統の護衛をしていた卓庸がいま戻ってきた」
簡雍
(かんよう)


「そうか! さすが龐さんじゃな!
援軍が到着するのを見越して、ぴったり連絡を送ってきおった。
龐さんに任せておけば、わしはなーんも心配いらんな。
どれどれ早速、卓庸さんの話を聞くとしよう……」
劉備
(りゅうび)






かくして鳳雛は地に落ちた。
一方、伏龍は南から着々と歩を進め、成都へ迫りつつあった。
だが鳳雛を失った傷は深く、劉備の身には危機が忍び寄っていた。




〇六四   雒城の戦い